アートやオブジェといったアイテムは、空間のデザイン性を高める単なる飾りではなく、シーンにふさわしい雰囲気をつくり出すもの。心地良い住まいをかなえるうえで大切な要素です。今回はアートを取り入れた住宅を始め、壁の美しい演出方法やインテリアスタイリストのアトリエを紹介。デコレーションによって理想の住まいをかたちにしてみては。
Art Inspired Living 心に響くアートと暮らす
壁にアートを一つかけるだけで、住まいに漂う空気が変わります。そして絵画や写真、彫刻といったアートはインテリアの一部となり、住み手の個性として空間に表れます。今回紹介するのは、住み手の琴線に触れたアートが織り成す5軒の美しい住まい。個性を受け止める空間構成にも注目してみてください。
空間の印象を決めるウォールデザイン。インテリアはさまざまな要素で構成されていますが、立面で捉えるとそれらが明確に。思わず目を引くインテリアには、必ず美しくデザインされた壁があります。今回はウォールデザインのなかでもポイントとなる、「窓・扉」、「ウインドートリートメント」、「モールディング」に着目しました。
イタリア・コモ湖畔に立つ、20世紀初頭に建てられた建物。輝く湖面を眺める緑に包まれた空間では、同国の家具ブランド、Baxterが理想とする暮らしが体現されています。2024年の新作に合わせて装いを一新したヴィラを訪れました。
長野と群馬の県境に位置する北軽井沢は、浅間山麓の雄大な自然と静かな環境で、避暑地として文化人や学者に長く愛されてきました。インテリアスタイリストの黒田美津子さんは2024年、この地で時を重ねてきた古い山荘をリノベーション。自身の新たな発信拠点となるアトリエ兼ギャラリー「Laboratoryy|Fern|Barn」をスタートさせました。
人の心に響く心地良い空間に必要なものの一つが、アートやオブジェだと考える建築家、Vincent Van Duysen。ZARA HOMEと協働した家具コレクションの第三弾では、コレクターが求めるアートのように愛着や普遍的な価値を育める家具を目指しました。これまでの集大成となるその新作を紹介します。
1912年創業の老舗家具ブランド、イタリア・Poltrona Frauが、2024年4月に新作を発表しました。「想像することが暮らしの質を向上させる」として掲げられた今回のテーマは“Imagine”。多様化するライフスタイルに合わせ、これまで以上に幅広く自由な表現に挑戦したコレクションを紹介します。
浴室や洗面室といった水まわりは、生活に欠かせない場所の一つ。もっと自分らしく、そして美しく快適な空間とするには、どのような視点が必要なのでしょう。ここでは、住まいの中での水まわりの在り方や、空間のデザインについて、さまざまな角度から考察。そこから住まいづくりの新たな視点を手に入れてみては。
Enjoy Bathing
バスルームはリラックスできるスペースとして、居室同様にこだわってプランニングしたいもの。ここではデザインと機能に優れた浴室に加え、サウナをもつ住宅2軒を紹介。入浴やサウナの時間を日常的に楽しむオーナーのライフスタイルから、充実した水まわり空間をもつ暮らしの豊かさを伝えます。
水まわりの機器は、見た目の美しさだけでなくライフスタイルや清掃のしやすさなどを考慮して選ぶ必要があります。また機器の組み合わせも重要。ここでは、機器選びによって心地良いバスルームをかなえた実例と、バスルーム、パウダールーム、レストルームそれぞれの製品とその選び方について紹介します。
富士山を望み、千本松原が広がる静岡・沼津の風光明媚な土地に、モダンなデザインの宿泊棟と数寄屋造りの茶亭から成る沼津倶楽部はあります。現代の住まいにも通じる数寄の美学に目を向けながら、時を経た今も魅力にあふれる建築を紹介。また、家具デザインにかかわったデザイナー、川上元美さんに設計当時の話を聞きました。
イタリアのデザイン界を牽引する家具ブランド、Minotti。GamFratesiやnendo、INODA+SVEJEらに加え、Hannes Peer、Giampiero Tagliaferriという気鋭のデザイナーとコラボレートした新作コレクションが、話題を呼んでいます。彼らが打ち出す新たな世界観に注目しました。