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I’m home. no.139 2026 JANUARY NEW

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特集/暮らしを照らす住まいの明かり
昼と夜で異なる表情を見せる住まい
“雰囲気”をつくる照明術。空間の美しさを引き出す手法
デザイン性と機能性をかなえた照明器具
地形を生かし、建築家と家を建てる

2025年11月14日発売

¥1,900

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Homes Illuminated by Warmth 昼と夜で異なる表情を見せる住まい

昼は自然光、夜はペンダントライトやフロアランプの光に照らされる住まい。そこにはさまざまな表情があり、その一つをつくり出すのが照明です。家具のように選んだ意匠照明や、空間を引き立てる設備照明など、明かりによって豊かに彩られた住宅6軒を紹介します。

暮らしを照らす住まいの明かり

家族との団欒や静かに本に向かうひととき……。夜のシーンをそっと見守り、柔らかく包み込むのが照明の存在です。今回は、“良い雰囲気”をつくり出す間接照明を始めとした照明計画や、目的や空間に合わせて選びたい意匠&設備照明を紹介。日本はもちろん、照明業界をリードするイタリアやデンマークのブランド・アイテムを通して、暮らしを照らす明かりの在り方について考えます。

意匠&設備照明でインテリアを演出

FOCUS ON Louis Poulsenで見るタイムレスデザインの予感

2025年のデザインイベント、3daysofdesignの盛況の一翼を担った、デンマークが誇る照明ブランド、Louis Poulsen。今秋、魅力的なアイテムが続々と登場。新進気鋭のデザイナー、Gabriel Tanのポータブル照明や、デンマークの二人のレジェンド、Finn JuhlとVilhelm Lauritzenの復刻が、冬の夜を優しく、温かく照らします。

arflexが考える、心と空間を満たす優しい明かり

1969年に誕生し、イタリアモダン家具、そしてかの地の暮らしの価値観を取り入れながら、日本のライフスタイルに調和する家具を生み出してきたアルフレックスジャパン。「明かりも家具同様に暮らしの道具」との信念のもと、2016年からオリジナル照明の開発を手掛けてきました。ブランドの思想を体現した空間、カーサミア河口湖で、建築と家具、照明が織り成す関係を探ります。

上質な光が、マテリアルの可能性を引き出す

2025年にイタリア・ミラノで開催された、照明にフォーカスする国際照明見本市、エウロルーチェ。フィエラ会場や市街地では、形と共に光質・技術の進化を感じる展示が多く見られました。空間を演出する力や造形としての迫力にとどまらず、より素材感に注力し、光そのものについても緻密に考えられた新作プロダクトを紹介します。

CLOSE-UP OLUCE

2025年、創業80年を迎えたイタリアの照明ブランド、OLUCE(オルーチェ)。モダンデザインを牽引してきた彼らには、タイムレスなプロダクトを生み出すための首尾一貫した哲学がありました。時代を超えて愛される “本物のデザイン”を紐解きます。

Architecture in Incline 地形を生かし、建築家と家を建てる

美しい入り江の景色との一体感を得られるダイニングや、2階でも地面を近くに感じられる地植えの庭。ここで紹介する3軒の住宅は地形や周辺環境を生かしながら、高低差や建築制限、建設費などの傾斜地がもつ問題を逆手に、豊かな空間を実現しています。土地の可能性を引き出し、その場所だからこそ生まれた住まいの魅力を探ります。

FOCUS ON Living History in Denmark デンマークの古城を巡る住み手の物語

1670年、デンマーク・ヘレロップ領主の城として建てられたマナーハウスに暮らすのは、CARL HANSEN & SØNの三世代目CEO、Knud Erik Hansen(クヌッド・エリック・ハンセン)。歴史的建造物としての価値を尊重しながら少しずつ改修を重ね、美しい家具をしつらえて家族の居場所を築いてきました。古城から邸宅へ。その歩みをたどります。