世界を舞台に活躍するファッションデザイナーの高田賢三さんが住まいにおいて何より大切だと考えるのは、空間に身を置いた際に心地良く感じられるかどうか。自らのスタイルを明確に表現することこそが、住まいづくり
世界で活躍する建築家やデザイナーも、住み手の一人。建築やインテリアの専門家である彼らは、自らの住まいをどのように捉え、どのようにつくり上げているのでしょうか。本誌でおなじみの9人のデザイナーのインタビューには、住まいづくりのヒントが隠されていました。
Paola Navone/Vincent Van Duysen/Cecilie Manz/Rodolfo Dordoni/Patricia Urquiola/Antonio Citterio/Philippe Hurel/Piero Lissoni/Romeo Sozzi
日本のモダニズム建築を語るうえで欠かせない建築家、前川國男。40余年前に建てた自邸は、前川の逝去後、存続が危ぶまれたものの、この家に愛着を抱く人たちの声をきっかけに、保存の道が開かれました。現代アートの愛好家を新たな住み手として迎えたこの住まいを訪ね、時を超え受け継がれてきた、新前川國男邸の魅力を探ります。
美しく、そして心地良い住まいとはどのようなものでしょうか。本誌はこれまで、国内外700軒以上の住宅を訪れ、その答えを探し続けてきました。通巻100号の節目に、住宅10軒を再訪問し、その後の暮らしから、改めて住まいにおいて大切なことを学びました。
家族やゲストとの会話を弾ませ、住まいの中心となるオープンスタイルのキッチン。鮮やかな色のアイテムを取り入れれば、インテリアの一部となり華やかな空間がかないます。今回は白と黒をベースに、イエローやブルー、ピンクやパステルブルーをアクセントとしたキッチンツールを紹介。
暮らしの中心とも言えるキッチンで使う家電は、より快適かつ豊かに暮らしていけるよう、私たちの生活スタイルと共に変化しているのです。近年は、本格的な味を手軽に堪能できる製品が増えている一方、手間をかけることを楽しむ製品も人気を集めています。ここでは、そんな製品が生まれた背景を解説しながら、キッチン家電のトレンドを紹介します。
毎日使う場所だからこそ、作業効率の良いプランや動線を重視したいキッチン。しかし、オープンキッチンが主流となった今、ゲストを招く場としてもふさわしいよう、上質な美しさも求めたいもの。そこで今回は、機能性を高めつつ、飾り棚やキャビネット、ペンダントライトなどを配して居室のようなキッチンをかなえた国内外の住まいを掲載。さらに、デザインと機能の両面からキッチン収納のつくり方を解説します。
家族や友人と料理をしたり、シェフを呼んでゲストと食事を楽しんだり。ここ数年、キッチンを交流の場として活用する人が増えています。おいしい料理を生み出し、もてなしの場にふさわしいキッチンをデザインするには、実は収納計画が重要なポイント。使い勝手が良く、住み手らしい豊かなスペースに仕上げる、キッチン収納のつくり方を紹介します。
モダン家具業界のトップブランドとして、世界で確固たる地位を確立するイタリア・Molteni&C。そのグループ企業であるキッチンブランド、Dadaと共に、住まい全体をトータルコーディネートする彼らの活動が、今、さらなる躍進を見せています。