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【新刊】MILAN DESIGN WEEK 2025 世界のデザイントレンドを読む

2025/08/12

世界中のデザインファンが心躍らせるミラノデザインウィーク。今年の主役は、ラウンジチェアやモジュールソファといったリラックス感を備える家具。ボルドー、グリーン、アンバーのヴィンテージムード漂う色彩と、ガラスやステンレスなどの工業的な素材の組み合わせが空間に深みと洗練さを添えていました。現地の空気感を交え、インテリアの最新トレンドを紹介します。

 

写真上/

上質なレザーでリラックス感をもたらしたBaxter
ミラノ市内のショールームで新作を発表したイタリア・Baxter。1960年代のアメリカ西海岸のデザインから着想を得たアイテムは、アートピースのような遊び心と心地良さが備わっていた。その魅力を引き立てていたのがパープル、アンバー、グリーンのカラーパレットだ。ブランドを象徴する上質なレザーを始め天然石、スチールといった異素材との調和が、インテリアの楽しさを引き出していた。*

 

 

 

 

 

 

Salvatori / Nagi
カナダとアメリカを拠点とするデザインスタジオ、Yabu Pushelbergによるイタリア・Salvatoriの大理石製建材。日本語の「凪」から着想を得たデザインで、海の静けさを表現している。波紋を思わせる密度の異なる凹凸のテクスチュアが空間にリズムを与える。全7色(586×292×t12)75,900円/㎡(予価) 納期:5カ月/エ インテリアズ|ボッフィデパドヴァ東京

 

 

 

 

Kartell / LEPID
Patricia Urquiolaがデザインした「LEPID」シリーズのコンソールは、長方形を組み合わせた構成で、エッジの色を際立たせたデザインがポイント。グラフィカルなフォルムと連続したラインが浮かび上がり、空間にリズムをもたらす。日本での発売未定

 

 

 

 

Frigerio / Sam Pouf
イタリア・Frigerioのプフは、異なる素材から成る楕円のパーツを上下に組み合わせたような形が愛らしいデザイン。同国のデザイナー、Federica Biasiが手掛けた。本体は籐編みで、天然素材ならではの温もりを感じさせる(W800×D800×H360)/日本での取り扱いなし

 

 

 

 

 

antoniolupi / OASI
イタリア・antoniolupiの置き型タイプのバスタブは、同国のデザイナー、Mario Ferrariniが手掛けた。継ぎ目のないすり鉢状のデザインが空間に溶け込み、美しいバスルームを演出する。素材にはしっとりとした肌触りの人工大理石、Cristalplant®を使用。サイズはオーダー可(W750×L1700×H550)3,049,200円 納期:約5カ月半〜7カ月半/トーヨーキッチンスタイル