HOME > TOPICS > 【新刊】EuroCucina 2024 世界のキッチントレンドを見る

【新刊】EuroCucina 2024 世界のキッチントレンドを見る

2024/12/12

イタリア・ミラノで二年に一度、ミラノサローネ(国際家具見本市)と併せて開催される「EuroCucina(キッチン家具専門見本市)」。2024年は、約24,000㎡のフィエラミラノ会場に105社が出展。同時に、市内のショールームでも多くのキッチンブランドが新作を発表しました。ここではカウンターのデザインから機器まで、キッチンのトレンドを紹介します。

 

 

写真上/イタリア・Boffiは、創立90周年を記念して六つのキッチンを発表。その一つ「Cove Kitchen」は、イギリスの建築事務所、Zaha Hadid Architectsによる2017年のデザインをリニューアルしたもの。端部を薄く仕上げるテーパー加工を施した天板が特徴で、塊のような存在感を放つ。天板は人工大理石、面材は人工大理石と木を用意。日本での発売未定

 

 

 

 

イタリアの建築家、Claudio Silvestrinがデザインした同国・minotticucineの「terra」は、発売20周年を記念して、天板から面材、シンクまですべて人造石のものを製作。内部に組み込まれた照明が発光し、光が美しく透過するよう面材のスリット部分にも人造石を用いることで、彫刻のような存在感を放つ。日本での発売未定/minotticucine Japan

 

 

 

 

イタリアの建築家、Antonio Citterioと協働し、インテリアになじむデザインを送り出してきたArclineaは、新作のキッチン「PROXIMA」を発表。カウンターのモジュールは2サイズに対応。オールステンレスのデザインも相まって、プロの厨房さながらの調理空間がかなう。