【新刊】THE SPIRIT OF ASIA 風土を纏うアジアンデザインの魅力
2026/05/28
長い時を経て、それぞれの風土が育んできたアジアの多様な文化。そのなかで生まれた土地固有の素材や加工技術は、世界を魅了し、多くのプロダクトデザインを支えてきました。そうした蓄積は今、「アジアのデザイン」として新たな注目を集めています。各地に視線を巡らすデザイナーへのインタビューを始め、現地のレポートなどを通して、アジアンデザインの魅力に迫ります。
写真:
CASA TATSUMURA
1894年に創業した、京都の龍村美術織物。古代裂の研究や復元を通して、立体感と奥行きのある色彩にこだわった帯をつくり続けてきた。2026年、クリエイティブディレクターにデザイナーの川村明子を迎え、織物を生活空間へと応用することを目指し誕生したのが、インテリアブランド、CASA TATSUMURAだ。写真左は帯の意匠を屏風や行燈に取り入れ、伝統美を日常のなかで再構築した例。帯は髙島屋と共同開発した「龍村錦帯」で、華やかな色彩の織物が黒のベースによって際立つ。伝統と現代の感性を掛け合わせて新たなテキスタイルの在り方を提示。同年、ミラノデザインウィークで世界に向けて発表した。写真右は初代、龍村平藏による壁掛け「漢羅『楽浪』」。
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