【新刊】Designing Atmospheres “雰囲気”をつくる照明術。空間の美しさを引き出す手法
2025/11/17
照明計画は、器具の選定や配置などを通して光環境を整えることが大切。さらに、場を照らすという機能だけでなく、建築やそこに使われる家具、素材と一体に考え、住まいに情緒を与える適度な演出も加えたいもの。ここではくつろぎや非日常といった“雰囲気”を生み出す明かりについて、実例と共に解説します。
写真上/グリット状の構造梁が印象的なリビング&ダイニング(CH3300㎜)。天井を照らすため、造作キャビネットの天板にライン照明(XC-LED/DNライティング)を組み込んだ。キャビネット上のアートやオブジェにも光が当たり瀟洒な雰囲気を醸す。同時にキャビネット下部に漏れた明かりが空間に奥行きを生む。「O邸」設計/APOLLO一級建築士事務所、照明計画/シリウスライティングオフィス Photo by Masao Nishikawa
設備照明を極力減らし、意匠照明を主役にしたリビング&ダイニング(CH3340〜5485㎜)。リビングとダイニングのペンダントライトが居場所ごとの明かりを生み出す一方、上向き配光のフロアランプが高天井を照らし、空間全体を穏やかな明かりで包み込んだ。「永冨邸」設計/ninkipen!一級建築士事務所 照明計画/NEW LIGHT POTTERY(no.115に掲載)
主な使用器具/ペンダントライト(Void)(Bullet round shade silver) テーブルランプ(Diabolo/以上NEW LIGHT POTTERY) フロアランプ(Toio/FLOS)
エントランス(CH2200㎜)の正面にアートを設置し、住まいの顔となる空間に。照明には器具の存在感を抑えた狭角配光のダウンライトを採用することで、アートに集中した光が当たり、作品の魅力を引き立てる陰影が生まれた。左手の廊下に点在する明かりだまりが、奥に続く空間への期待感を高める。「E邸」設計・照明計画/直井建築設計事務所+森山善之(no.112に掲載)
主な使用器具/ダウンライト(Smart cake 48 LED GE/Modular)
ペニンシュラ型カウンターとダイニングテーブルを直線状にレイアウトしたダイニングキッチン(CH2650㎜)。テーブル上にはイギリス・Tom Dixonの形の異なるペンダントライトを5灯配して、シンプルな空間にリズムを与えながら、黒で引き締めた 「T邸」設計・照明計画/直井建築設計事務所
約70.8㎡のシアタールーム(CH2600㎜)には、イタリア・Cassinaのソファ「Sengu」や「Utrecht」などアイコニックな家具が並び、ゆったりと映画や音楽を楽しめるスペースに仕上げた。家具の配置に合わせて光が当てられるよう、約25灯のスポットライトを設置 「I 邸」(no.130に掲載) 設計/ 芦沢啓治建築設計事務所 照明計画/AURORA
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