【新刊】My First Room 初めての自分の空間をもつ。キッズルーム実例集
2025/10/06
		      子どもが安心して過ごせるプライベートな空間は成長や自立を促し、自分らしさを育む大切な場所です。家族が集う空間とのつながり方や兄弟姉妹とのスペースの分け方を検討し、年齢に応じた変化も考えておきたいところ。自己表現となるインテリアやデコレーションも重要です。柔軟なアイデアで心地良い子どもの居場所をかなえた、10軒の住まいを紹介します。
	写真上/Pellegrino Residence (no.101に掲載)
	Architecture : Studio Kazue Kazue Nestola
	専用バスルームで個性とプライバシーを尊重
	
	イタリア・ミラノに暮らす建築家、Kazue Nestolaさんの住まい。7歳差の姉妹二人のため、同じ面積の二つの子ども部屋を隣接させた。二人の身支度の時間帯が重なるほか、使い方や清掃への価値観も異なることから、専用のバスルームをそれぞれ設けている。インテリアは以前から赤いアイテムを愛用していたため、白をベースに赤をアクセントとしてコーディネート。家具やベッドリネンは子どもたち自身が選び、統一感のある空間をかなえた。壁を部分的に赤いタイルで仕上げたバスルームとの連続性も感じられる。
		    
		      
	I Residence (no.95に掲載)
	Architecture : カガミ建築計画
	Interior coordination : CHIC INTERIOR PLANNING 荒井詩万
	動物たちの島を表したクラシカルなインテリア
	
	主寝室や洗面・浴室が並ぶプライベートスペースに位置する子ども部屋。面積を約11㎡に抑えつつ、隣接する廊下を大容量の書棚がある共有ライブラリーとして、家族とのつながりをもたせた。「動物たちの島へたどり着いた小さな冒険家」をテーマとしたインテリアは、ヨーロッパの子ども部屋を参考にコーディネート。グレイッシュなブラウンで仕上げたオーク材フローリングを基本にベージュトーンでまとめ、クラシカルで柔らかな雰囲気に。壁の一面にアニマル柄の紙クロスを貼り、動物のイラストやキリンのぬいぐるみで遊び心を添えた。
		      
	K Residence
	Architecture : FEDL(ファーイースト・デザイン・ラボ)
	レベル差と距離で共有空間と緩やかにつながる
	
	住まい全体に自然光が回り込むよう中央に三層吹き抜けの階段室を設け、スキップフロアで構成したK邸。姉妹二人で共有する2階の子ども部屋は、ガラスで仕切ったインナーテラスと階段室を介して2.5階のリビング&ダイニングとつながる配置に。家族の視線や気配は伝わるものの、床のレベル差とインナーテラスの存在により心地良い距離感で過ごせる。ガラス窓に設置したブラインドを閉めて独立させることも可能だ。海外生活が長かったため、子ども部屋に姉妹専用のバスルームを用意。将来二つの個室に分けられるよう、バスルームへの動線を含めて左右対称に設計した。
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