Time Spent with Furniture 暮らしに寄り添う家具と住まい
美しく居心地の良い住まいに欠かせない家具。家具選びは住まいのインテリアを考えるうえで、大切な作業の一つといえます。選ぶ際は、見た目の美しさはもちろん、その家具を誰とどのように使いたいかをイメージすると良いでしょう。住み手らしい家具を取り入れた4軒の住まいを紹介します。
Architecture :
Riccardo Tossani Architecture
[特集]
Joyful Furniture Playbook もっと自由に、家具を選ぶ
イタリアのモダン家具、北欧のヴィンテージ家具、日本の民藝家具……。さまざまな国やデザインの家具があふれている時代だからこそ、自分の好みや生活スタイルに合った家具に出合いたいものです。住まいのなかでも時間を過ごすことの多いリビング家具の選び方を始め、昨今注目を集めるファッションブランドが手掛けたインテリアアイテムや、私たちに素敵なものを届けてくれるバイヤーのインタビューなどを通して、自分らしい、家具選びを考えます。
Living Room Update リビング家具で集いの場をデザインする
ますます多様化するリビングでの過ごし方。単に場を用意するだけでなく、そこでの過ごし方や使う人を想定した家具選びによって、さまざまな行為を受け止める心地良い居場所に。空間を構成する重要な家具に注目し、改めてリビングの過ごし方について探ります。
Presenting Your Style アイデンティティーを表現する、センターテーブル
ソファ前に何げなくあるセンターテーブルを普段どのように使っていますか。バランスの整った美しい空間づくりに欠かせないアイテムであり、実は住み手のアイデンティティーを表す場でもあります。センターテーブルの可能性を考え、より自由で自分らしい住まいづくりのヒントを紹介します。
Home of a Creator
岡山・津山を拠点に家具製作を行う、キタワークスの木多隆志さん。小さいころからものづくりが好きだったという木多さんの自邸は、家具はもちろん、照明や建具までの多くが自らの手によるもの。工房から少し離れた、のどかな林間に佇むログハウスを訪ねました。
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Buyer’s Viewpoint 私たちと“良いもの”をつなぐ人。バイヤーのもの選び
ショップで見かける素敵なもの。私たちが心踊らされるものとの出合いの裏側には、それらを選び届けてくれるバイヤーの存在があります。彼らの審美眼はどこから生まれたのか。真摯にものと向き合う彼らのバックグラウンドと共に、もの選びの楽しさについて聞きました。
CLOSE-UP/ACTUS 豊かな暮らしを伝えるアクタスの“つなぐ”仕組み
インテリアという言葉がまだ一般的ではなかった時代から、いち早くヨーロッパ家具を紹介してきたアクタス。同社が私たちに提案したくなる“良いもの”とは。半世紀を超えて、インテリアを通して豊かな暮らしを先導してきたその活動に注目しました。
Interior by Fashion Brands ファッションブランドが手掛けるインテリアアイテム
ライフスタイル全体をプロデュースするという観点から、近年、多くのファッションブランドが家具やテーブルウエアなどのプロダクトを手掛けています。それらのインテリアアイテムにはブランドの世界観が表れており、個性あふれる空間を生み出しています。ブランドの歴史と共にそれぞれの特徴が反映されたプロダクトを紹介します。
CLOSE-UP Poltrona Frau 暮らしに喜びを添える優美な家具
1912年にイタリアで創業した老舗家具ブランド、Poltrona Frau。伝統を大切にする一方、若手を含む国際色豊かなデザイナーと積極的に協働し、幅広い製品を展開するなど進化を続けています。そんな同ブランドの現在と未来を探るべく、CEOであるNicola Coropulisを訪ねました。
MILAN DESIGN WEEK 2023 世界のインテリアデザイン2023
イタリア・ミラノとその近郊で2023年4月に開催されたMilan Design Week。最新のインテリアデザインを求めて世界各国から多くの人が訪れました。現地の様子と共に、家具を始めとするインテリアのトレンドを紹介します。
LATEST DESIGN
日常に活気が戻りつつある2023年。インテリアデザインはどのように変化しているのでしょう。新たに発表されたプロダクトを紹介しながら、'23年の傾向を示す色・質感といったデザインや機能をピックアップします。
TREND ON/Baxter
レザーを用いたオリジナリティーあふれる家具づくりで知られる、イタリア・Baxter。2023年に発表された新作もまた、独自の美学が貫かれています。住まいに欠かせない温かみと、心が踊るような高揚感が同居する、彼らの新たなスタイルを紹介します。
CLOSE-UP/Zara Home+ by Vincent Van Duysen
温かみのある色彩やナチュラルな素材、ミニマルで洗練されたプロポーションなどが特徴的なVincent Van Duysenのデザイン。その理念を再構築した家具コレクションが、ZARA HOMEとの協働により誕生しました。普遍的で上質なアイテム一つひとつに、彼自身が感じる心地良さが表現されています。
UPGRADE LIFESTYLE BY RENOVATION リノベーションが見いだした、住まいの新たな価値
住まいの選択肢として候補に挙がるマンションのリノベーション。構造や開口など手を加えられない箇所もありますが、立地条件が良く、画一化されていない間取りによって自分の好みを実現できる物件も多くあります。3軒の住まいと設計におけるアイデアを通して、既存のポテンシャルを生かし、理想の住まいをかなえるためのリノベーションについて考えます。
STYLISH WORKAROUND 制限を逆手にとった設計アイデア
既存の躯体を活用するリノベーションでは、構造や開口などの制約がつきもの。しかし、このような制約をやむを得ないデメリットとして捉えるのではなく、あえてポジティブに生かしてみよう。制約を逆手にとって設計に取り入れることで、オンリーワンの空間が生まれるはず。既存の壁や柱、天井、開口の制限に付加価値を与えた設計アイデアを紹介します。
CLOSE-UP/TRUCK
国内外に多くのファンをもつインテリアショップ、TRUCK。“自分たちが欲しいもの”をただシンプルに追求する家具づくりは、古いビルをリノベーションして活動を始めた、26年前から変わることなく暮らしの延長にあります。時代やスタイルを超えて愛されるものづくりの背景を探りました。
TASTE OF PRIMITIVE
世界のさまざまな民族が親しんできた、天然素材でできた家具や生活を支える原始的な道具たち。そうした背景をもつプリミティブなアイテムを使って、五つのシーンをコーディネートしました。モダンなスタイルとミックスすれば、より個性的なインテリアがかないます。