住まいのかたちは“十人十色”と言われますが、キッチンも同じ。プランやデザイン、素材使いによってそのかたちはさまざまです。今回紹介する4軒の住宅では、住み手のスタイルに寄り添うキッチンが、暮らしと住まいに豊かさをもたらしていました。
YOUR PARTNER “KITCHEN” 暮らしと共に育むキッチン
少し慌ただしくコーヒーを淹れる朝、家族と歓談しながら料理を楽しむ夜。一日を通して暮らしと共にあるキッチンは使うごとに愛着がわき、そこでの時間を大切に過ごしたいものです。今回はそんなキッチンのデザイン手法を始め、料理を楽しむハーブの育て方や、あらゆるプロが選んだ“食”にまつわる本などを紹介。多様な視点から、キッチンを“育てる”ヒントを探ります。
LIFETIME KITCHEN DESIGN “育てる”キッチンのつくり方
三度の食事を支えるキッチンは、今や自分や家族の暮らしを豊かにする場所の一つといえます。そんなキッチンを快適に長く使い続け育てていくためには、現在だけでなく将来の家族構成やライフスタイル、使い方を踏まえた場にすることが重要です。今回は計画の要となる三つのポイントに着目し、暮らしに寄り添うキッチンのつくり方について解説します。
住まいを計画する際、その5年後、10年後のキッチンを想像したいもの。毎日触れるキッチンは、家族の一員のように共に思い出を刻んでいく存在です。ここでは竣工から10年以上を経た2軒を紹介。変わっていくものと変わらないもの……。オーナーのエピソードからキッチンの未来の姿を描きます。
HOME TIME NOURISHED WITH HERBS 生活にハーブを取り入れる
観賞用としてはもちろん、料理や美容など幅広く活用できるハーブ。さわやかな香りを運ぶハーブは心身を癒やしてくれるだけでなく、自分で育てたものを暮らしに生かす喜びを教えてくれます。ここでは暮らしにハーブを取り入れるためのポイントや、ハーブを使った料理のレシピを紹介します。
穏やかな空気感が漂う街に、人は自然と引き寄せられるのではないでしょうか。今回訪れたのは、オーナーが地域の人たちの集う場をつくりたいと計画した、カフェ併設の住まい。中に入ると誰もが目を引く重厚感のあるキッチンが迎えてくれました。
DIVERSE KITCHEN STYLES “第二のキッチン”で生まれる多彩な過ごし方
食生活を充実させるため、機能が求められてきた住まいのキッチン。食への関心が高まる今、そこは調理のためだけでなくコミュニケーションの場へと変化しています。多様なキッチンの在り方と共に、さまざまな過ごし方を実現する “第二のキッチン”を考えます。
さわやかな風が抜け、日差しがまぶしい季節。新たな季節の訪れに合わせ、インテリアのアレンジも楽しみたいですね。今回は光を受けてきらめくガラスのオブジェや花器、さらりと手触りの良いファブリック、籐を取り入れた家具や照明などのアイテムを紹介します。
2023年1月。フランスのテキスタイルブランド、BRAQUENIÉ(ブラクニエ)の200周年記念を祝う展示が、同国・ノルマンディー地方にあるルイ城で開催されました。12世紀に建てられた城でのインスタレーション。古城の室内装飾とBRAQUENIÉのデザインが溶け合い、フランスの美学である“Art de Vivre”が表現されていました。
遮るものがなく、室内から街並みを一望できる。テラスに出れば気持ち良い風が頬をなで、自然の光を存分に味わえる……。そんな贅沢な時間をもった高台に立つ2軒の住まいを紹介。敷地環境を読み解き、居室の配置や開口のデザインにこだわることで、その土地らしい眺望を取り入れた空間が広がっていました。
実力派デザイナーや、注目の新人デザイナーらによるオリジナルプロダクトがずらりと並ぶ、オランダ・アムステルダムのインテリアショップ、the frozen fountainが日本にも誕生しました。プロダクトの数々は、デザインとアートの境界線を取り払うような個性派ぞろいです。