暖炉の前でゆっくりと読書をしたり、時間を忘れて夜までゲストと談笑したり……。ずっと居たくなる住まいには、どのような秘密が隠されているのでしょうか。ここでは6軒の住まいを紹介し、それぞれ照明や開口、中庭、素材といったキーワードを挙げながら、心地の良い時間を生み出す住まいのポイントを紐解きます。
これまで多くの海外デザイナーが日本の文化や習慣、デザイン、色彩の影響を受けてものづくりをしてきました。私たちの“当たり前”が海を越え、新たなものを生み出しているのです。彼らから見た日本は、どのような場所なのでしょうか。デザイナーのインタビューやプロダクト製作の背景から、改めて日本という土地に向き合います。
良い住まいを語るうえで、心地良さという要素は欠かせません。しかし、一口に心地良さといってもその基準は人によって異なり、数値で測ることは難しいもの。今回は、これまで“何となく良い”と思っていたことに向き合い、自分にとっての心地良さとは何か、今一度考えます。豊かな暮らしは、そうした小さな気付きの積み重ねでできているはずです。
Interview : 心地良い住まいのつくり方
心地良い住まい。それはでき上がった空間だけでなく、住み手と共につくり上げる設計プロセスや、周辺環境を含めた住まいの在り方など、さまざまな要素が関係していると語る、建築家の彦根アンドレアさんと西澤俊理さん。建築家として活動する二人が考える、心地良さを形づくるものとは……。
火は古くから人々の暮らしの中心にありました。揺らめく炎を眺めていると、懐かしく穏やかな気持ちになりませんか? そんな温かな火を暮らしに取り入れるためのアイテムが、暖炉や薪ストーブです。多様なバリエーションをもつこれらについて、特徴や仕組み、設計手法を解説し、後半では製品も紹介します。
北欧では、住まいに美しく機能的な家具や小物を置いて豊かな暮らしをつくる文化が定着しています。今回は、そんな北欧生まれのアイテムを使ったコーディネートを紹介。インテリアに柔らかな質感やカラーを用いたり、キャンドルを灯したり……。長い冬を楽しむ北欧のデザインを取り入れて、温かみのある空間をかなえましょう。
吹き抜けのある開放的な空間や、天井高を抑えたこもり感のある空間。居心地が良い空間のボリュームはさまざまですが、共通するポイントは“広がり”です。大小にかかわらず、広がりを感じられる空間は豊かな体験を生みます。今回は限られた条件のなかで心地良さをかなえた3軒の住宅を例に、建築家のコメントを交じえて空間ボリュームの導き方を解説します。
イタリアの職人技が生み出す上質で個性的なレザーバッグをデザインしたのは、建築やプロダクトの世界で活躍する著名デザイナーたち。デザインという分野の垣根を超え、ものづくりの面白さをアピールするブランド、UP TO YOU ANTHOLOGYが、ミラノで始動しました。クリエーションの世界に新しい風を起こしています。
これまでプライベートな空間に計画されることが多かった水まわりは、家族と過ごす場や来客を迎える場といったパブリックな空間にも設けられるように。ここでは、住み手の個性やライフスタイルを反映した水まわりをもつ住宅を紹介すると共に、今の暮らしに寄り添う水まわりの在り方を考えます。
新しい生活様式が定着し、さらに重要な空間として認識されるようになった水まわり。特に洗面スペースは、手を洗う頻度が増えたことで、エントランスや廊下といったパブリックな場所に設けられるなど、大きな変化を見せています。今回は、プランニングとしつらえの観点から洗面スペースの在り方を考えます。後半では、住み手のライフスタイルに寄り添う洗面スペースを実現した10軒の実例を紹介します。
ますます機能性が高まっている洗濯機や掃除機などの生活家電。全自動機能やAIを用いた学習機能を備え、暮らし方に合わせたカスタマイズが可能に。そのなかから、住まいを清潔に保つための家電のほか、防水性があり水まわりでも使えリラックスする時間を過ごせるアイテムを紹介。家電を活用し、快適な日々を送りませんか?