特集/LIFE-STYLED BY FURNITURE 暮らしが変わる家具との出合い
やっと手に入れた憧れの名作家具、偶然ショップで見つけた名もなき家具、家族から譲り受けた思い出の古家具……。世界にはたくさんの家具があるが、自分自身が長く大切にできる家具とはどのようなものだろうか。暮らしのパートナーとして、“良い関係”を築ける一つに出合いたい。
HOME & FURNITURE 住まいに気に入りの家具を迎える
生活のなかに当たり前のようにある家具。同じデザインでも、つくられた時代や使う人に選ばれた理由など、その背景にある物語は違うものだ。住み手や空間と深く関わりをもった家具の存在は、“住まい”をよりオリジナリティーのあるものにしてくれるだろう。ここでは、大切な家具に出合った住み手に聞いた、六つのストーリーを紹介する。
家具誕生の背景を語るには、ブランドの存在が欠かせない。成り立ちや家具に込められたつくり手の思いなど、ブランドの個性を知ることで、プロダクトの新たな一面が見えてくる。ここでは、国内外18の家具ブランドを紹介。ブランドの歴史から家具のもつ魅力を再発見したい。
B&B Italia / DePadova / Molteni&C / Cassina / Minotti / baxter / CARL HANSEN & SØN / THONET / Ritzwell / Roche Bobois / Fritz Hansen / FLEXFORM / Vitra / HermanMiller / Artek / arflex / Time & Style / Stellar Works
幼いころから触れる機会が多い家具。子どもの豊かな感性を育むためには、多彩な色使いや手触りの良い素材など、デザインと質にこだわったものを選ぶと良い。今回は、長く愛され続ける大人と同じデザインのイスや、豊富な色やパーツのバリエーションで展開するシェルフを中心にピックアップ。家族が愛着をもって使える家具を紹介する。
ブラジル・サンパウロを拠点に活躍する建築家、Marcio Kogan(マルシオ・コーガン)。主宰するstudio mk27では、所属する40人以上の建築家・デザイナーと共に世界中のプロジェクトを手掛けている。2018年からはイタリア・Minottiで家具を発表。建築と家具。studio mk27が目指す二つのデザインについて聞いた。
デザインにまつわる活動を行う、ランドスケーププロダクツのファウンダーであり、2022年4月からコンランショップ・ジャパンの代表を務める中原慎一郎さん。家具の製作やインテリアデザイン、ショップの運営など多様な活動を展開するなかで、いつも大切にしているのは“風景”をつくる家具の存在だ。中原さんが今思う、家具やインテリア、暮らしとは……。
住まいを彩り、心地良さをもたらす家具や照明。そのデザインや機能はさまざまだが、暮らしに寄り添う家族のような存在として、大切にできるものを選びたい。つくり手の顔が分かるものであれば親近感を覚え、愛着はより一層強まるはずだ。ここでは、手仕事の温もりが感じられる家具や照明を、つくり手の思いや製作背景と共に紹介する。
八ヶ岳南麓の山梨・高根町の田園地帯に立つギャラリー、diorama。主宰者の平尾ダニエル甲斐さんが元工場の建物をリノベーションしたこの空間は、「気持ちに触れたものを少しずつ集めた」アートスペース。アンティークや現代アート、クラフト作品、さらに自ら制作するアートや家具が見事に調和して、洗練と力強さを醸す。
家族の一員として生活を共にする犬や猫。人が家具を置いてくつろぐ場所をつくるように、犬や猫にも快適に過ごせる場所を整えたい。今回は、リラックスできるハウスやクッション、食べやすさにこだわったフードボウルを中心に、機能性とインテリアにもなじむデザイン性を両立したアイテムを紹介する。
周囲の環境や面積、地盤の状態といった敷地条件は、住まいのデザインを大きく左右する。さらに、そこから見える景色や音、匂いといった五感を刺激する要素も考慮しながら設計することで、 “土地らしさ”をもつ住まいに。ここでは、森の中と海辺のシチュエーションを生かした2軒のセカンドハウスを紹介する。