神奈川・箱根の火山活動がつくり出した野趣あふれる風景の中に佇む、フラワーアーティスト、Nicolai Bergmann(ニコライ・バーグマン)のアトリエ兼セカンドハウス。広大な敷地を7年もの歳月をかけて開拓し、大自然と向き合うことで、自身の創造性を豊かにする、かけがえのない場所に。2022年春には隣接地を公園として公開することも計画されています。
自然を取り入れた住まいは、暮らしに安らぎを与え、穏やかな時間をもたらしてくれるもの。ここでは、美しい眺めの庭や草木に包まれて過ごせるテラスなど、自然を身近に感じられる8軒の住まいをご紹介。住み手の個性やライフスタイルを反映した植栽と建物のデザインから、人と植物、互いに心地良い住まいの在り方を考えます。
数多くの住宅を設計してきた、建築家、手嶋 保さん。その住宅にはいつも「庭」が存在しています。手嶋さんの独自の自然観は、幼少期、地元・福岡での遊びを通して得たのだそう。長年にわたる設計活動のなか、庭の在り方や街並みに対する敬意……。改めて、建築家として「自然」「住まい」「庭」について語っていただきました。
建物と街の境界となるアプローチ。その動線計画やデザインにこだわることで建物の佇まいはより美しく、暮らしは快適になるでしょう。ここでは、アプローチの動線や植栽、照明の計画のポイントを解説するほか、外観の印象を左右するエクステリア製品を紹介します。
テラスのソファに座って庭を眺め、太陽の下で家族や友人と食事をしたり、植物の生長を愛でながら手入れをするひととき。今回はそんな庭時間を豊かにするアイテムを厳選。アウトドア家具やパラソル、プランターを始め、バーベキューコンロやファイヤーピット、さらに水栓や潅水機、芝刈り機などのメンテナンス製品も紹介します。
リビングのセンターテーブルは、住み手の個性を表現する場。トレーやボウルをうまく活用し、気に入りの本やオブジェを美しく演出しましょう。季節の花を飾れば、訪れたゲストへのもてなしにも。今回は、三つのテーストのテーブルデコレーションを紹介します。
“植物のある暮らしの素晴らしさを伝えたい”という思いから、オーストラリア・メルボルンを拠点に活動を行う、The Plant Society。Jason Chongue(ジェイソン・チョング)とNathan Smith(ネイソン・スミス)の二人が2016年に立ち上げたプランツクリエーターチームは'21年、東京への出店を果たし、国内外で植物を通じたコミュニティーづくりに取り組んでいます。
「土と木でつくる民家は、世界中の田舎に似合う」とその人は言います。風土に根ざす素材とヒューマンスケールの設計手法を用いた、ベルギーの伝統的な民家に心引かれた菱田昌平さん。同じ考え方で日本の材料と技を使い、自然素材の普遍的な美しさと共に暮らす住まいを完成させました。
住まいの計画にはさまざまな専門家が携わっています。その専門家たちが密に連携をとりながら、質の高い建築を適切なコストで実現するための組織として生まれた、アーキビルダーズ。オーナーが求める暮らしをかなえる、新しい住まいづくりの仕組みについて伺いました。