住まいは生活動線や収納計画、温熱環境など機能性や効率性を高めるだけでなく、好きなものを身近に置き、好きなことに時間を使って過ごせるよう計画したいもの。ここでは、車やアートに加え、音楽や茶道、書道など住み手の“楽しみ”を内包した住宅4軒を紹介します。
暮らしの中心に据えられるリビングやダイニング。しかし住まいにいる時間が長くなった近年、機能が優先されがちだったプライベート空間にも“過ごす場”としての役割や、一人の時間を楽しめる要素が求められるようになっています。今回は、ベッドルームとバスルームにフォーカス。充実した時間を過ごすための、計画のポイントや製品を紹介します。
ベッドルームは一日の始まりと締めくくりのひとときを過ごす大切な空間。心地良く暮らすためにはプランニングが重要となり、ライフスタイルが多様化する今は仕事や趣味のスペースとしての役割も担います。これからの住まい方にふさわしいベッドルームを考えます。
質の良い眠りには、自分の体に合った寝具が欠かせません。最近は、睡眠の質への意識が高まり寝具を見直す人も多いようです。ここではマットレスや枕、ベッドフレームの選び方を解説すると共に、心地良い睡眠環境を整える寝具や家具、家電を紹介します。
豊富なカラーバリエーションでテクスチュアに富むベッドリネン。季節や気分に合わせて、手軽に空間の雰囲気を一変できるのも魅力です。肌触りや使い心地の良さはもちろん、インテリア性も考慮し、さまざまなコーディネートを試してみましょう。
心地良い住まいを設計するために必ず必要となる“くつろぎ”の要素。建築家やインテリアデザイナーはそんなくつろぎの空間・時間に対して、どのような考えをもってデザインしているのでしょうか。また、自身はどのようにくつろぎの空間・時間を得ているのでしょうか。今回は9人の建築家・インテリアデザイナーに五つの質問を投げかけました。
竹原義二 Yoshiji Takehara/無有建築工房
中村拓志 Hiroshi Nakamura/NAP建築設計事務所
芦沢啓治 Keiji Ashizawa/芦沢啓治建築設計事務所
玉木直人 Naoto Tamaki/GA設計事務所
齊藤美紀 Miki Saito/utide
加藤匡毅 Masaki Kato/Puddle
山中祐一郎 Yuichi-ro Yamanaka/S.O.Y.建築環境研究所
谷尻 誠 Makoto Tanijiri/SUPPOSE DESIGN OFFICE
吉田 愛 Ai Yoshida/SUPPOSE DESIGN OFFICE
バスタブや水栓、洗面器などの機器は、自分の入浴スタイルを基準に選ぶことでバスルーム自体を心地良く使用できます。ここでは機器に加え、バスルームで快適に過ごすための家具の選び方も解説。116頁からは、5つのスタイルにコーディネートした機器と家具を紹介します。
日常を離れて安らぎのひとときを過ごすホテル。その上質な空間は、どのようにデザインされているのでしょうか。ここでは、ラグジュアリーでありながらも心が和み、快適に過ごせるよう設計された2軒の実例を紹介。さらに客室をクローズアップし、居心地の良い空間デザインを紐解きます。
葉音や波の音に耳を傾けながら過ごす時間……。自然に包まれた空間は日々の慌ただしさを忘れさせ、心と暮らしにゆとりをもたらしてくれます。今回訪れたのは、森の中や海沿いに立つ3軒のセカンドハウス。雄大な自然を取り込むプランニングや、くつろぎを演出する美しいインテリアが、癒やしのひとときを生み出していました。
神奈川・箱根。強羅にほど近い森の中に、“泊まれるツリーハウス”があります。自然とつながるシンプルな暮らしを提案する小さな家は、オーナーの思いを建築家が形にした、これからの豊かさを問うプロジェクトです。愛らしい鳥の巣のような家に込められた思いを聞きました。