多様なシーンや気分に適した空間の大きさと明るさ、快適な温熱環境、なじみのある自然由来の素材。さらに適度な緊張感を備えたモダンなデザインが、“巣”としての安心感に満ちた住まいを生み出しました。住まいの原点を追求し続ける建築家の堀部安嗣さんが、都市のマンションリノベーションでかなえたその本質的な心地良さに迫ります。
肌寒く感じる季節は、食卓でも温もりのある雰囲気を演出しましょう。今回は、食器やグラスだけでなくクロスやキャンドルなどのアイテムも用いて、落ち着いたカラーや素材をテーマにした、三つのテーブルコーディネートを提案します。
照明は空間に多様な表情を与えるもの。日中は器具のデザインがインテリアを魅力的に見せ、夜は団欒や食事、読書など、過ごし方に合わせた光環境をかなえると共に心地良い雰囲気を演出します。今回は意匠性の高い照明を取り入れた住宅を始め、ダイニングキッチンの照明計画や照明トレンドなどを紹介します。
食事や集いの場として住まいの中心となるダイニングキッチン。生活の変化と共に家で過ごす時間が増え、その役割はより重要になっています。今回は、「過ごすダイニング」と「調理するキッチン」にそれぞれ異なる明かりをかなえつつ、ワンルームとして統一感を演出する手法を解説。料理がおいしく見える光の質も探ります。
ペンダントライトやフロアランプなどの意匠照明。明かりを灯したときだけでなく日中も空間のアクセントとなるような、デザイン性に優れる照明を選びましょう。さらに、近年注目されているポータブル照明も取り入れ、光の演出を楽しみましょう。
奈良を拠点に照明設計のほか器具デザインも手掛ける、NEW LIGHT POTTERYの永冨裕幸さんと奈良千寿さん。真鍮やガラス、陶器など、素材本来の質感にこだわった彼らのプロダクトは光の魅力を伝えてくれます。自邸を訪ねると、そこには二人が思い描く理想の明かりが灯っていました。
年々進化し、多様な種類がそろう照明器具。光は形がなく、空間や内装材、住み手の好みによっても適切な器具は異なるため、選ぶことが難しいと言われています。そこで本誌が選んだ照明デザイナー6人に、快適な光環境をつくる器具を伺いました。「よく使用する器具(FREQUENT CHOICE)」と「今後使いたい器具(NEW CHOICE)」を選んだ理由と共に紹介します。
2021年9月、国際家具見本市、ミラノサローネが特別展「supersalone」として開催され、ミラノ市内でも各ブランドの新作家具やキッチン、照明が発表されました。なかでも照明の新作は、シンプルで空間に溶け込むデザインが増えた印象です。デザインの傾向と各ブランドの個性を競う新作を紹介します。
マンションのリノベーションでは、床面積の使い方が暮らしやすさを左右します。今回は年々減少傾向にある住戸の専有面積に着目し、75㎡以下のリノベーション実例をご紹介。一人暮らしから夫婦、子どものいる家族まで、さまざまな世帯の住宅を通し、住み手の暮らしに合った住まいを実現する方法を考えます。
“ニューノーマル”なライフスタイルが浸透しつつある2021年。暮らしに寄り添う家具は、どのようなデザインが求められ、生まれているのでしょうか。1年半ぶりの開催となった国際家具見本市、ミラノサローネは初めての展示方法で進化を見せました。ここでは'21年に発表された新作家具とミラノサローネのレポートを通し、インテリアのトレンドと今後のデザインについて考えます。