洗練された空間とプロダクトを手掛ける、イタリア人建築家、Piero Lissoni。彼の研ぎ澄まされた感性は、どのような暮らしから生まれるのでしょうか。自邸を訪ねると、そこには建築家であると同時に、一人の住み手として暮らしを楽しむLissoniの姿がありました。
“良い家具”とは、どのようなものでしょうか。その基準はさまざまですが、もし一つ条件を挙げるとするなら、使う人に愛されているということかもしれません。愛されている家具のまわりには人が集い、そして、そこにいくつもの暮らしのシーンが生まれます。時として家具は、私たちに単なる“物”以上の体験をもたらしてくれるのです。身近な家具という存在を通して、自分の暮らしと向き合いましょう。
家具選びに大切なのは、“心地良い寸法”を知っておくこと。特に、異なるブランドの家具を組み合わせる場合は、その寸法を念頭に置くと家具選びをスムーズに行えるうえ、購入後も気に入りの家具をストレスなく愛用できます。ここからは、その心地良い寸法と共に、家具まわりの動作空間、動線や配置など家具と空間のバランスを解説します。
1960年代以降、倉俣史朗や柳 宗理、川上元美など、優れたデザインで世界にその名を馳せた日本のデザイナーたち。国境を超えて人や物が自由に行き交うようになった現代において、生まれ育った場所によってデザイナーを分類することはナンセンスかもしれません。しかしボーダレスな時代だからこそ、日本という国のアイデンティティーを見つめ直すことが必要ではないでしょうか。
吉岡徳仁/佐藤オオキ/大城健作/武内経至/田渕智也
住まいを設計する建築家やインテリアデザイナーは、家具という物をどのように捉え、空間に落とし込んでいるのでしょうか。ここでは、10人の建築家・インテリアデザイナーに5つの質問を投げかけてみました。空間と家具、暮らしと家具……、そこにはどのような距離があるのでしょうか。
モダン家具の歴史において、それぞれ現代に受け継がれる独自のスタイルを築いてきたデンマークとイタリア。その二つの国を母国にもつデザインデュオ、GamFratesiが提案する家具は、対比的なものが融合した面白さを備えながらすっきりとシンプルなもの。二人の異なる経験と感性がデザインに深みを出し、空間を表情豊かに彩る。
巨匠デザイナーを多く生み出し、インテリア業界において不動の地位を得ている北欧の国々。近年はそれだけでなく、居心地が良い空間や時間を大切にするライフスタイルにも注目が集まっています。ここでは、北欧の家具を取り入れた住まいや暮らしのほか、北欧ブランドのアイテムを紹介。そのデザインと暮らしの魅力を探ります。
木の質感や温かな色が柔らかな印象を与えるうえ、使い心地も良く、人々を魅了し続ける北欧ブランドの家具。1920〜'60年代は北欧出身のデザイナーが主だったが、近年はさまざまな国のデザイナーを採用し、多様なデザイン性により魅力を増しています。ここでは家具や照明、インテリアアイテムを、名作と呼ばれるものから最新のものまで、幅広く紹介。
多くの人が憧れをもつ北欧の暮らし。その魅力は豊かな自然に囲まれた環境だけでなく、暮らしに対する考え方にあるのではないでしょうか。ここでは、フィンランド出身の林 アンニさんの暮らしを紹介。母国の文化を日本で取り入れ自分らしい生活を送る彼女に、その秘訣を聞きました。