2018/03/11
働き方改革が提唱されるなか、“職住一体”の住まいが注目されています。IT化が進むことで自宅でも不便を感じることなく仕事ができ、通勤 ラッシュや長時間労働から開放される……。確かに素晴らしい未来像ですが、職住一体の魅力はそれだけでしょうか。今回紹介する実例から見えてきたのは、単 なる「仕事場+住宅」という構図ではなく、仕事と生活が混然となりつつも家族との暮らしをより大切にした住まいの姿。ここでは、人生を豊かにする職住一体 の住まいを実現するための設計のポイントを実例と共に紹介します。
“職住一体”のこれまでとこれから/併用住宅を計画する前に/空間で分ける職住一体/時間で分ける“職住一体”
1. “職住一体”のこれまでとこれから
2. 併用住宅を計画する前に
3. 空間で分ける職住一体
CASE 1. デザイン事務所×住宅 KATO RESIDENCE SHIBUYA-KU, TOKYO Architecture : Puddle, moyadesign 外階段で気持ちのスイッチを切り替える
CASE 2. 設計事務所×住宅 HORIUCHI RESIDENCE TOKYO Architecture : スタジオCY(サイ) 堀内 雪 来客を招くセミオープンな土間空間 CASE 3. 衣装制作アトリエ×住宅 K RESIDENCETOKYO Architecture : FEDL(ファーイスト・デザインラボ) Produce : ザ・ハウス 家族の気配が感じられる作業スペース CASE 4. デザイン事務所×住宅 KOBAYASHI RESIDENCE TOKYO Architecture : ima ダイニングとキッチンはパブリックなスペースに
CASE 5. カフェ グリーンショップ×住宅 KONDO RESIDENCE URAYASU-SHI, CHIBA Architecture : HOME建設 三つのエントランスによる独立した動線計画
CASE 6. 器屋×住宅 N RESIDENCE ANJO-SHI, AICHI Architecture : CO2WORKS 二つの機能をつなぐ土間
CASE 7. カフェ×住宅 N RESIDENCE NARA-SHI, NARA Architecture : フジハラアーキテクツ ラウンジのように来客を招くリビングスペース
4. 時間で分ける“職住一体”
CASE 1. M RESIDENCE SETAGAYA-KU, TOKYO Architecture : 伊藤博之建築設計事務所 Garden Design : BROCANTE 水場を用意したアウトドアダイニング
CASE 2. F RESIDENCE TAKAMATSU-SHI, KAGAWA Architecture : 河口佳介+K2-DESIGN プライベートな空間すべてをインテリアショップに
CASE 3. ARAI RESIDENCE SETAGAYA-KU, TOKYO Architecture : 井上洋介建築研究所 料理教室のための大きなキッチンカウンター
CASE 4 H RESIDENCE NISHIO-SHI, AICHI Architecture : 服部信康建築設計事務所 二世帯をつなぐダンス教室のスタジオ