雄大な羊蹄山がそびえ立ち、冬は一面銀世界が広がる北海道・ニセコ。花園エリアの山奥に暮らすのが、旅館、坐忘林の創設者の一人として知られるショウヤ・グリッグさん。写真家、アーティスト、クリエーティブディレクターと、多岐にわたる活動を行ってきた彼独自の感性でつくられた住まいと宿泊施設、SHIGUCHI/シグチを訪れました。
GUIDE TO IDEAL HOME CREATION 住まいづくりガイド2023
自分の住まいをもつということ。それは暮らしにおける物理的な豊かさだけでなく、心の豊かさにつながる大切な要素といえます。社会情勢が刻々と変わり、住まいづくりを取り巻く状況も変化が大きい今。建築家の考えや、住まいづくり“経験者”であるオーナーのリアルな声を通し、自分の住まいや暮らしについて改めて考えます。
暮らしの背景を読む
「豊かな自然に囲まれて暮らしたい」「気に入りの家具でインテリアをコーディネートしたい」など、住まいの条件や優先事項は住み手によって異なるもの。住まいをつくることは、自分自身や暮らしに向き合う作業といえます。二世帯住宅やアーティストの自邸など、住み手の暮らし方や個性を丁寧に読み解くことで実現した4軒の住宅を紹介します。
理想の環境に立ち、暮らしに寄り添うオリジナルな住まい。そんな住まいをつくるために決めること、知っておきたいことは多いもの。しかし、その過程も楽しむことができれば、より満足感の高いものになるはずです。十分な知識を身に付けて住まいの計画に臨みましょう。
住まいづくりには多くの人がかかわっています。そのなかでつくり手と住み手が互いに思いを共有することは、より良い住まいを実現するために重要なこと。建築家と工務店とオーナー、三者が連携することでかなえた、高気密・高断熱のパッシブハウスを紹介します。
Ritzwellは、繊細な手仕事とデザイン性の高さが世界的に評価されている日本の家具ブランド。2022年には東京・表参道に新店舗をオープンしました。'23年のミラノサローネでは、過去最多の新作家具を発表。そのものづくりの裏にある、時の流れと共に愛着が増す家具をつくりたいという、ブランドの思いを聞きました。
experience travel for design 旅と暮らし、デザイン
誰かに会うため、何かを見るためなど、旅の目的はさまざま。共通するのは、そこには単なる情報を超えた、“リアル”な体験があるということ。旅を日常の延長としてとらえると、その特別な体験にはたくさんの発見がつまっています。暮らしやデザインを軸に、旅をすることの価値を考えました。
日々の暮らしを送る住宅は、“非日常”とは相反する存在といえます。しかしその日常のなかに気分が高揚する特別な瞬間があれば、住まいでの時間はより豊かなものになるはず。都市に立つ2軒の住まいを紹介。敷地や周辺環境による制限があるなかで、“自分時間”を過ごすためのヒントを探りました。
旅を愛する建築家とランドスケープデザイナーに、印象的な街や建築、ランドスケープまで、旅にまつわる話を聞きました。 現地の空気を感じて体験した記憶に残る旅は、どのようにデザインに影響しているのでしょう。彼らが旅から学んだデザインを紐ひも解き、旅を住まいづくりに生かすエッセンスに触れました。
新関謙一郎/橋内智也
イタリアの家具ブランド、Riva 1920。無垢材の表情を引き出す職人技と、森林保護に対する真摯な姿勢、そして著名なデザイナーとの協働によるユニークな家具は、世界中から支持を集めています。その創作のルーツを探るため、イタリア・カントゥの工場を訪れました。