料理をつくり、家族や友人と時間を共有する場。キッチンは暮らしのなかの大切な空間であり、その在り方によって住まいの豊かさが変わるともいえます。今回は見た目の美しさと使い勝手を両立した多くのキッチンの実例を始め、ダイニング家具やカトラリーまで幅広く紹介。理想のキッチンづくりのヒントを探します。
「キッチンカウンターと一体となったテーブルで仕事がしたい」「リビングやダイニングで使う書類や文具もキッチンに収納したい」。キッチンのデザインは、住み手の暮らし方を映し出すもの。今回は5軒の住宅と共に多様なかたちでインテリアを彩る五つのキッチンを紹介します。
食を通して日々の楽しみを広げてくれるキッチン。忙しなく過ごす現代人にはキッチンの在り方と共に、ライフスタイルに合った快適で実用的なカウンターが必要です。ここではカウンターのデザイン、設備機器の配置に着目。実例を通して、自分らしいカウンターづくりについて考えます。
食事のほか、家族やゲストとのコミュニケーション、仕事や勉強など、さまざまなシーンを受け止めるダイニング。今回はそんな空間を演出するテーブルやイスを中心に、収納家具や照明器具を紹介。使い方を限定しない、柔軟なデザイン性にも注目します。
港の風情漂う、富山・射水の街角に立つアトリエ兼空間デザインのショールーム「HOUSE OF Zutto」。東京を拠点に活動するクリエーティブディレクターの川村明子さんが同市での活動を機に築75年の材木倉庫を改修し、クラシカルモダンな空間へと生まれ変わらせました。国内外で収集した家具やアートピースが調和する、個性と遊び心に富む新たな拠点です。
引き出しや扉の内側をどのようにデザインするか。その工夫がキッチンを整然と保ち、使い勝手を高めてくれます。素材や技術が多様化する今、ライフスタイルに合わせた選択をしたいものです。ここでは、海外のキッチンメーカー独自の理論に基づく収納システムと、暮らしに合わせた造作収納やキッチンメーカーにオーダーした実例を紹介します。
料理と共にテーブルを彩るカトラリー。好みのデザインであることはもちろん、サイズや重さといった使い心地も大切。毎日つくる料理や使う食器、住まいの雰囲気になじむものをそろえることで、より豊かな食事のシーンを描くことができます。ここでは、美しいカトラリーと料理人やインテリアスタイリスト、家具デザイナーから見たカトラリーの魅力を紹介します。
地元、佐賀・有田の山で採掘した原土、樹木や藁の灰で生む独自の釉薬、灯油や薪といった窯の特性を生かして土の温もりを表現する陶芸家、川口武亮さん。素朴で表情豊かな素材が調和する彼の住まいは、趣を大切にした彼の作品と呼応するかのよう。住まいで過ごす時間が、自然体の作品を生み出しています。
2025年は、カッシーナ・イクスシーの創業者、武藤重遠が輸入家具ビジネスを開始してからちょうど50年の節目にあたります。そしてこの春、デザインユニット、GamFratesi(ガムフラテーシ)をアートディレクターに迎え、IXCがリブランディング。木や大理石、金属など、多様な素材を巧みな職人技と融合させ、「エモーショナル・ミニマリズム」をコンセプトに掲げて再発進します。
平屋の魅力は、生活動線が水平方向で完結する、上下移動がなく老後も安心、耐震性が高いといった機能面のみならず、どの空間も屋外を近くに感じられる点にあります。借景を取り込む、中庭やテラスを設けるなど外部との関係を工夫することが、面積を問わず魅力的な空間をつくるヒントの一つ。敷地条件を丁寧に読み解き、外部を取り込んだ3軒の住まいを紹介します。