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FOCUS ON/陶芸家・船串篤司

2020/10/08

シンプルながらも凛とした佇まい。陶芸家・船串篤司さんがつくり出す器は、料理を盛られて初めて完成する、額縁のような奥ゆかしさを備えています。過多な装飾や色彩に頼らず、均整のとれたフォルムと奥深い素材感、そしてモノトーンの色により、日用品に美しさが映し出されているのです。

普遍的な美しさを求めて/使い手に委ねる、“引き算の美学”


船串篤司 Atsushi Funakushi
1979年・茨城県生まれ。工芸デザインを学んだ後、日本各地の焼き物の産地を巡る。笠間の陶芸家・酒井芳樹さんに師事した後、2009年に独立。笠間に工房を構え、現在は年に10~15回ほど全国各地のインテリアショップやギャラリーで個展やグループ展を開く。Instagram:@atsushifuna